http://blog.liris.org/2011/09/javascript.html
Google Closure?これは、Googleの製品に使われているだけあって、安心感があります。ウィジェットも安定・充実しています。コードもおいやすくとてもいいライブラリです。ただ、使い続けていると、世の中の流れはhtml5ですがClosureはその流れに取り残されている感があります。NotificationのAPIやファイルのドラッグ&ドロップ、ローカルストレージなどの機能がないだけじゃなく、今後の方向性がよく分かりません。分かっていないのは僕だけかもしれませんが。ただ、このあたりは我慢できます。
ちょっと聞き捨てならないことが書いてあったので、身内から突っ込んでおきます。
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ファイルのドラッグ&ドロップの機能がない
あります。
Closure Libraryでわからないことがあったら伊藤千光さんのブログを読んでください。
ちなみにこのgoog.events.FileDropHandlerは名前のとおりファイルのドロップを検出するだけなので、ドロップしたファイルを表示したりサーバーにアップロードしたりは他のコンポーネントを組み合わせるなりして自分で実装する必要があります。
1つのクラスが1つのことしかしないというのはJavaのイディオムなんですかね。 -
ローカルストレージの機能がない
あります。
Closure Libraryでわからないことがあったら伊藤千光さんのスライドを読んでください。
userData behaviorを使っているのでIE6でも動作するそうです。 -
NotificationのAPIの機能がない
確かにありません。
そもそもNotification APIのどの辺がHTML5なんですか?ここにはdroppedって書いてあります。
というのもFirefoxはモバイルだけ対応してデスクトップは放置中だしIEはピン留め+通知機能があるので、標準化までまだ時間がかかりそうな機能に見えます。
それに対応してないから時代遅れってのはちょっと可哀想です。
HTML5の定義についてteramakoさんがわかりやすく解説しているので読んでください。
おおたに
ローカルストレージは確かに誤解です。ごめんなさい。
ファイルのドラッグアンドドロップは、APIのレイヤーが低レベルなままです。
Notificationについては、HTML5ということであればごめんなさい。HTML5でもブラウザの独自拡張でもJavaScriptでごりごりでもいいのですが、ブラウザの差違を吸収して機能が実現してくれればいいのですが、あまり変化が見られないと言うだけです。
uchida
>ファイルのドラッグアンドドロップは、APIのレイヤーが低レベルなままです。
Closure Libraryのコンポーネントは基本的にレイヤーが低レベルです。
乱暴に言うとチュートリアルをコピペするだけで使いたいんであればjQuery UI、それで機能が足らないのであればExt JS、コンポーネントを作るためのコンポーネントが欲しいのであればClosure Libraryを使うのが適切なんじゃないでしょうか。