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早く実践JS サーバサイド JavaScript 入門について何か書け、と言われつつある今日この頃ですが、しばしお待ちください。とりあえずAmazonで目次を見られます。今週あたり書店にも並ぶようです。ありえるえりあ読者は寄付だと思って買ってください。

今日はSoftware Design 今月号の紹介です。

Software Design (ソフトウェア デザイン) 2011年 05月号 [雑誌]

第1特集の「ファイル操作/ログ解析/コーディングを最適化 Vim&Emacsをちゃんと使えてますか?」を大山さんと一緒に執筆しました。総ページ数40ページです。いつものように「Emacsのトラノマキ」の連載記事もあります。こちらは袖山さん執筆です。合わせて47ページ、今月のSoftware Designをアリエルで占拠しました。

第1特集の「Vim&Emacs記事」は新人歓迎企画です。世間に疎いのでまだひとりも会っていませんが、世の中には4月に新社会人になった人が大勢いるようです。そんな人がターゲットの特集です。とは言え、あまりに普通の話が延々と続くと、Software Design読者のボリュームゾーンの年代のおっさん…じゃなくて年配の人…じゃなくて経験者に物足りない内容になるので、所々、マニアックなネタを混ぜたつもりです。なかなか難しい試みでした。おっさん…じゃなくて経験者と新人の両方にいい顔をする記事のつもりですが、外すと両方にとってつまらない記事になるからです。

ところで、新人にVimとEmacsを教える必要はあるのか、というもっとも問いかけがありそうです。これに対する自分の見解は、エディタはツールなので特別何かにこだわらなくてもいいがファイルシステムの理解は必要だと思う、です。

これに対して、ファイルシステムなんて古くないか、というもっとも疑問もあると思います。この見解には同意します。ファイルシステムがすぐに廃れるとは思いませんが、世の中がファイルシステムを隠蔽する方向に進んでいるのは紛れもない事実です。利用者視点では既に多くのサービスがファイルシステムを意識せずに使えます。管理者視点でも、多くのサービスがファイルシステムを意識せず、GUIやWebブラウザUIで管理できる方向に進んでいます。この動きは今後も更に加速するはずです。

しかしファイルシステムは当面存在します。相当に短く見積もっても10年は今のファイルシステムの延長に近い形態は残ると思っています。ファイルシステムを隠蔽するGUIやWebブラウザUIがあったとしても裏には居座ります。日頃からファイルシステムを敬遠するか、それとも馴染んでおくかで、いざという時の心構えが違ってきます。

新人がVimとEmacsをやっておくもうひとつ良い点はおっさん…じゃなくて経験者と話が弾むことです。新社会人が先輩に話しかけるきっかけにできます。相手がVimユーザだったらEmacsをけなせばいいので簡単です。Emacsなんて、GNUの狂人たちの使う、醜くてブクブク太ったエディタですね、と言えば盛り上がることうけ合いです。相手がEmacsユーザだったらVimをけなせばいいんだ、と思ったら間違いです。相手がEmacsユーザだったらVimを褒めるのが正しい戦略です。褒めるのはVimよりできればviです。viの機能美はUnixの機能美に通じますね、と言えばEmacsユーザは喜んでこう返すはずです。うんviは美しい、でもviですらBSDの堕落に通じているのであって、本当のオリジナルUnixの機能美を体現しているのはedなんだ、と。それに引きかえEmacsなんて本当に堕落の堕落で、因果なエディタだよ、と。


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