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COMPANY Forum 2014に行ってきました。と言っても、セッションの1つにパネリストとして参加したので内部の人としてですが。

事前に登録者数1万人越えと聞いていたので、受付が大変な混雑になると思っていました。7月に品川であったAWS Summit Tokyo 2014も確か1万人規模の人が集まり、受付が相当に混雑したからです。しかし、当日、思ったより受付が整然としていました。COMPANY Forumの場合、2日間で1万人なので1日当たりの人数はAWS Summitに比べて少ないのでしょう。また、COMPANY Forumは会場が3カ所に分散していたせいもありそうです。

初日の午前はキーノートです。牧野さんの話(HUEの発表)は事前に知っている内容ですし、内部関係者みたいなものなのでコメントは控えます。その後、今回の目玉とも言えるスティーブ・ウォズニアック氏が登場しました(フロリダとのビデオ中継)。

ウォズニアック氏の印象ですが、一言で言うと、よく喋るな、です。牧野さんとの対談形式ですが、牧野さんの質問に1つに対して、ひたすら喋り続けます。とにかく止まらない。牧野さんも大変そうでした。

ウォズニアック氏の話の主張は、エンジニア中心主義を徹底していました。エンジニアだけが問題解決できる、イノベーションを起こしたければプロジェクトにエンジニアを入れるべき、と言った感じです。少々物事を単純化しすぎな気がしますが、そういうスタンスの人なのでしょう。

興味深かったのは、Apple社はGoogle社と比べてクローズドな会社ではないのかという牧野さんの質問です。それに対して、ウォズニアック氏が、自分自身はオープンを支持する人間だが、ジョブズは違うようだと回答したのは、正直で好感が持てました。そのままApple社の批判をしてくれれば主張に一貫性があってウォズニアック氏を讃えたいところですが、そうもいかず、全体としてはApple社擁護で終わりました(Apple社はオープンとクローズドをうまくバランスしている)。一貫してApple社のクローズドな姿勢を批判するFSFを見習ってほしいものです。

2日目は午前中に伊藤穰一氏と野茂英雄氏、夕方に安藤忠雄氏の講演を聞きました。どれも面白かったです。そして言葉に重みがあります。

しかし、みんな成功したから言える、という部分はあります。その辺を率直に語っていたのは野茂英雄氏でした。成功の秘訣なんてわからない、うまく結果を残せたから言えるだけだと。その点、安藤忠雄氏は成功の秘訣を聞かれ慣れたせいか、開き直って、ストレートにがんがん語っていました。普通のことやっても世界えは成功できないと。当然ですが、変わったことをすれば世界で成功できるわけではないのも厳然たる事実です。


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