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Emacsファンなら既に今月のSoftware Design(以下SD)を買ったかと思います。VimとEmacsの特集が載っているからです。

Emacsの名のつく特集にアリエルから寄稿がないのもあれなので、序章を書きました。エッセイみたいな小文です。もし世の中にEmacsエッセイストという職業が成り立つなら、ぼくは名乗る資格があるかもしれません。なる気はありませんが。

少し前にもSDでVimとEmacsの特集があった気がすると思った人はおっさんかもしれません。前の特集は1年2ヶ月前です。おっさんには最近の話ですが、若い人には遠い昔の話です。

遡ると2008年2月号に「Emacsマスターへの道」がありました。裏話ですが、「Emacsのトラノマキ」を始めるきっかけがこの特集でした。更に言うと、次のふたつの社内勉強会の公開資料をSD編集者が見つけたのが、上記特集のきっかけでした。こういうこともあるので、社内勉強会の記事はどんどん公開すべきです。

今月のSDはアンチEmacsの人にも楽しめます。なぜなら「Emacsのトラノマキ」の連載が終了するからです。次号からは「Vimのトラノマキ」…という話はどこからも聞いていません。

2009年5月号から始まった連載でしたが遂に終わりました。3年3ヶ月の長期連載でした。2009年5月がどんな時代だったかと言うと、Google Wave雑感とか書いていました。これを見て遠い昔と思うか、意外に最近と思うかは人によるかもしれません。個人的には、意外に最近だなと思ってしまいました。

連載最後の記事は、連載の振り返りと最近リリースされたEmacs24の話を書きました。タイトルの「プレイバック」は、レイモンド・チャンドラーから拝借しました。


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