IT業界に身を置いていると、新技術にどれだけ飛びつくかの見極めが必要です。
ひとりの個人が使える時間は限られています。なんでもかんでも新しいモノに飛びついていると、ひとつを深く極める時間が取れません。しかし、新しい技術にまったく無関心では生きていけません。生きてはいけるのかもしれませんが、業界で何が起きているのか認識していないのは怠慢と言われても反論できません。
The 10 Most Important Open Source Projects of 2011という記事がありました。
時々はこういう記事で自分を振り返り、怠慢さに陥らないように見つめ直すのが良いでしょう。
Hadoop
HadoopまわりはNoSQLのムックや雑誌記事で執筆したので、アーキテクチャはひととおり理解して、動作確認も色々としました。
Git
最近、RCSの代替として使っています。それはどうなんだ、とつっこまれそうです。使いこなせてはいません。
Cassandra
Amazon Dynamoの論文は読みました。アーキテクチャの概要はつかんでいるつもりですが、動向は追えていません。
LibreOffice
Ubuntu最新版にしたら入っているので、使っていると言えば使っています。
OpenStack
Software DesignでOpenStackが何者かは知っていますが、使ったことは一度もありません。
Nginx
存在も読み方も知って、ソースコードもざっと目を通しましたが、特に使ってはいません。
jQuery
JavaScript本を書くために一応そこそこいじりました。
Node.js
パーフェクトJavaScriptに一章割り当てた程度に使い倒しました。アーキテクチャは好きですが、(昔も書きましたが)HTTPというプロトコルとの相性が良いとは思っていません。(遂にRFC化した)WebSocketが標準プロトコルになれば状況は変わるかもしれません。でも、少しバブル人気だと思います。
Puppet
OpenStack同様、Software Design読者レベルの知識です。怠惰な人間に技術雑誌は貴重です。
Linux
バージョン3.0系を使っていないと怠慢なようです。最近、自分が使っているLinuxのバージョン番号を気にしなくなっているのは老化の始まりかもしれません。
10個中、使ったことのあるのが6個、一応、すべて名前は知っているというレベルでした。業界標準的にはどんなものでしょう。最低ラインをぎりぎりクリアと言ったところでしょうか。
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