2006/07/18
日本沈没を見ました
映画日本沈没を見ました。 全体の印象は、前半が日本沈没で後半がさよならジュピターといった感じ。話がかなり変わっています。
原作通りに進めようとして細部を全部落っことした73年版より好みです (73年版は小野寺役を藤岡弘が演じていて、目を疑ったし)。
ただ、構成が変化した影響で、楽しみにしていたシーンが無くなっています。
1. 「カンです」
科学者にとって一番大事なものは何かと問われた田所博士がこう答える名シーンですが、何故か無くなっています。
代わりに、論敵から「お得意の直感とイマジネーションかね?」と揶揄される場面が入ってます。これに拳で応える田所博士…。どうも田所博士のキャラクターはイマイチでした。
2. 終盤の田所博士と渡老人の会話
沈没を目前にして淡々と交わされる会話ですが、強く印象に残るシーンです。
が、今回は渡老人が登場しません。当然、この場面もありません。
おそらく、今となっては政界の黒幕という存在にリアリティーがないという判断故だと思いますが、残念でした。
3. 富士山の大噴火
変更の影響でありませんでした。これは画として見たかったなぁ。
ちなみに、「海底乱泥流」はほぼそのまま、「なにもしない」とか「燕じゃ」とかいった辺りは形を変えて入っていました。
というわけで、次は日本以外全部沈没の映画版が楽しみです。
- Category(s)
- 雑談
- The URL to Trackback this entry is:
- http://dev.ariel-networks.com/Members/anaka/65e5672c6c886ca13092898b307e3057305f/tbping