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日本沈没 第二部

を読み終わりました。

第一部は中学生の時に読んだので、20年弱待った計算です。
プロットを小松左京が作って、谷甲州が書くという変則的な小説ですが、あまり違和感がありませんでした (変に饒舌なところはありますが)。

舞台は第一部の25年後です。第一部が198X年の設定だったので、2010±5年が今回の時代背景になります。
ただし、日本が沈没した世界の2010年前後なので、現実とはだいぶ違った状態になっています。

そんな状況下で世界に散った日本人の状況や、日本沈没をきっかけに起きる世界的な危機を描いているのですが、さすがに面白いです。
待った甲斐はありました。

日本が無くなった割に世界情勢が現実とあまり違わないとか、阿部令子がなんで生きてるの?とか、いくつか違和感はありますが、それよりも圧倒的なスケール感を楽しむ小説です。

いったいどう終わらせるのかと思いながら読んでいたら、最後は日本沈没が三部作であることを思い出させてくれました。
これが小松SFの集大成かというとそれは違うと思いますが、いいものが読めたことに感謝です。

#虚無回廊の続きはどうなったんでしょうか…。

Category(s)
雑談
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「日本沈没第二部」を読む

Posted by 志村建世のブログ at 2006-08-06 10:40
分厚さに少々疲れながらも「日本沈没」の第2部を読みました。読み終ってようやく、第1部を含めた小松左京氏の制作意図が納得できました。これだけの長さが本当に必要なのかという疑問が湧いたり、最後に「君が代」が出てくるのが気になったりは、あるのですが、国土...
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