2006/07/22
日本沈没 第二部
を読み終わりました。
第一部は中学生の時に読んだので、20年弱待った計算です。
プロットを小松左京が作って、谷甲州が書くという変則的な小説ですが、あまり違和感がありませんでした (変に饒舌なところはありますが)。
舞台は第一部の25年後です。第一部が198X年の設定だったので、2010±5年が今回の時代背景になります。
ただし、日本が沈没した世界の2010年前後なので、現実とはだいぶ違った状態になっています。
そんな状況下で世界に散った日本人の状況や、日本沈没をきっかけに起きる世界的な危機を描いているのですが、さすがに面白いです。
待った甲斐はありました。
日本が無くなった割に世界情勢が現実とあまり違わないとか、阿部令子がなんで生きてるの?とか、いくつか違和感はありますが、それよりも圧倒的なスケール感を楽しむ小説です。
いったいどう終わらせるのかと思いながら読んでいたら、最後は日本沈没が三部作であることを思い出させてくれました。
これが小松SFの集大成かというとそれは違うと思いますが、いいものが読めたことに感謝です。
#虚無回廊の続きはどうなったんでしょうか…。
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- 雑談
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