Personal tools
You are here: Home ブログ nakayama まとめて映画評
Document Actions

まとめて映画評

バトルフィールド TOKYO
一見、Battlefield Earthのパクリみたいなタイトルですが、実際は「クローバーフィールド/HAKAISHI」のパクリです。
要は手持ちカメラの一人称視点で怪獣映画を撮るというネタで、東京を舞台にしたわけです。分かりやすいですね。
本家のクローバーフィールドは、パニック物としての怪獣映画を突き詰めるとこうなる、というお手本のような出来で中々楽しめましたが、こっちは全然駄目です。
バストショットが多すぎて、臨場感が全くありません。全部セリフで説明してくれます。
予算がないからCGで怪物を作ったりできないし、逃げまどう人々を撮ろうにも人を集められなかったというのは分かるんですが、それにしても退屈です。
主人公のアメリカ娘×2の頭が悪すぎて、状況判断が全くできてないのにもイライラさせられます。ご託並べてないで、さっさと逃げろっての。
怪物の正体に関して、中華料理屋の店主(?)が「みずち」がどうとか言ってますが、タコの足っぽいものしか出てきません。「みずち」って蛇だか龍だかに類するものはずですが。
ちなみに、Amazonのレビューでは星一つでした。そりゃそうだ。


合衆国沈没
日本沈没のリメイク版が公開されたころに、DVDで見つけました。
北米大陸を沈めるのかと思わせるタイトルですが、どこかの島で地震が起きるだけの低予算パニックムービーでした。
なにも沈みません。スケールちっちゃくて涙が出ます。
原題はFAULTLINE邦題をつけた人は大したタマですね。


クローンフィールド/HAKAISHI
「クローバーフィールド/HAKAISHI」のパクリ二つ目。
でもパクリはタイトルだけで、中身は完全に別物です。遺伝子操作で凶暴化した熊が人を襲うだけの話。
学生の撮っていたビデオに人を襲う場面が残っている、というシーンだけが唯一の共通点です。
パッケージには5分に一度人が死ぬとか書いてあって、確かに次から次へと死んでいきます。
ただ、観客が感情移入する間もなく死んでいくので、怖さは全くありません。
着ぐるみ(CGじゃないのに驚いた)がゴジラシリーズに劣るとも勝らない出来なのも、怖さが出ない一因かも知れません。
原題はCEMETERY GATEなので、合衆国沈没と同じく、邦題で人を騙すパターン。


地球最後の男たち
「I Am Legend」のパクリっぽいタイトルですが、原題は「THE SIGNAL」なので内容的には無関係。
テレビや携帯で発信されるシグナルによって、あらゆる人がちょっとしたことで殺人を犯すようになる、というシチュエーションは「牙の時代」っぽい感じ。
脚本や演出も不安を煽りまくって、かなり怖いです。
三章構成で主人公が変わるというのも、主人公が信用できないという作品の性質もあって中々効果的でした。
というわけで、これは割とお勧め。


電磁物体X
田舎町に落ちた隕石には危険な宇宙生物が潜んでいた、で説明終わりな「遊星からの物体X」のN番煎じです。
電気を吸収して成長していく物体Xと主人公の女性技術者の戦いが見所のはずですが、日本人にとってはもう一つの見所があります。
公開が90年代初頭ということもあって、日本企業の進出に対するアメリカ田舎町の反発が描かれているんですね。
日本企業の社長が悪役(の割に格好いいんだけど)として描かれているのが、感慨深いです。
ちなみにVHS版しか出てないようです。そんなに売れたとも思えないので、手元のテープは案外貴重なのかも。

Category(s)
雑談
The URL to Trackback this entry is:
http://dev.ariel-networks.com/Members/anaka/307e3068308130666620753b8a55/tbping
Add comment

You can add a comment by filling out the form below. Plain text formatting.

(Required)
(Required)
(Required)
This helps us prevent automated spamming.
Captcha Image


Copyright(C) 2001 - 2006 Ariel Networks, Inc. All rights reserved.