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てきとう映画評

適当な造りの映画に適当にコメントしてみます。

 

I AM OMEGA
2007年の「I AM LEGEND」はリチャード・マシスン「I Am Legend」の三度目の映画化でしたが、二度目の時のタイトルが「The Omega Man」(邦題は「地球最後の男オメガマン」)でした。
つまり「I AM OMEGA」は「I AM LEGEND」「The Omega Man」の合成パクリ映画ということになります(原題もI AM OMEGA)。
内容も似たようなものですが、いくつか特徴的な点があります。
 ・ゾンビが異常に弱い。一発殴られると起き上がってこない。
 ・主人公は、ゾンビとヌンチャクで戦う。空手(?)の型らしきものを披露するシーンもあるので、本当はカンフー映画をやりたかったのかも知れない。
 ・前半がサイコホラー風に演出されている。が、それが後半に生きるわけではなく、特に意味はなさそう(やってみたかっただけ?)。
全体に散漫な印象は否めませんが、スタッフロール直前の一秒が面白かったので、すべてを許せます。

 

クラーケンフィールド/HAKAISHIN
「クローバーフィールド/HAKAISHA」のパクリ映画。
パッケージには破壊された自由の女神がありますが、そんなカット、一瞬たりとも出てきません。
原題はDeadly Waterで、日本に持ってくる時にタイトルを付け替えるパターンですね。
中身はというと、巨大なイカ(=クラーケン)が人を襲うだけ。
一応、神話に登場した宝石がどうとかいったストーリーはありますが、かなりどうでもいい感じです。
モンスター映画としては、主役であるクラーケンのショボさが問題です。
CG丸出しで、お世辞にも出来がいいとは言えません。
単体で泳いでいる姿はそこそこ見られますが、人間と絡むシーンがダメすぎます。イカの魅力を生かせてません。
きれいに合成するのは、低予算映画だと難しいのかな…。

 

STEALTH X
ハリウッドの大作Z級映画「ステルス」をパクったタイトルですが、中身はロシア映画でした。原題が読めません。
英語のシーンにロシア語の吹き替えが入るのが妙です。しかも、全部同じ声。
どんな機体でもレーダーに映らなくなり肉眼でも見えなくなるという、ほとんど魔法の域に達したステルス技術の争奪戦を描いた映画で、タイトルに偽りがないのはちょっと珍しいです。
このステルス技術を搭載した爆撃機(?)の操縦系統をテロリストがリモートで乗っ取って大騒ぎになるという筋立てですが、演出にスピード感がなくてどうにも退屈なのが残念。
ロシア人の行動パターンとか、演出の向こうに透けて見えるロシア文化とかは面白いので、そういうのに興味があれば見てもいいと思います。

 

LAST LEGEND
メアリー・シェリーの「最後の人間」が原作。でも、予告編で「I AM LEGEND」の後追いって言っちゃってるからなー。
本編の方は、中々ないレベルの超低予算映画。原作も著作権切れしてるし。
バイオハザード的ゾンビ映画を狙ったような造りですが、お金と技術が絶対的に不足してます。
SEGA SATURNレベルのCGに、稚拙な合成。重要なことは全部台詞で説明してくれる親切さはありがたいけど、画で見せる選択肢はなかったんでしょうか。
主人公がジャンクフードしか食べてなさそうなメタボ兄ちゃんですで、全く見栄えしないのも苦痛に輪をかけてます。これで二時間は長いよ。
でも、序盤で張った伏線をちゃんと回収してるのは素直に関心しました。脚本は悪くないです。生かせてないけど。
内容と直接関係はないですが、DVDプレイヤーで再生したときの動きが変です。24コマ→30コマの変換がうまくいってようなない感じ。

Category(s)
雑談
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