2006/07/04
not エレガント but 愚直
学生の頃に数学のテストを受けていて、例えば数列とかの問題で、論理的な解法を思いつかないとき、問題用紙の余白とかに具体的な数列を記入していった経験ありませんか?
具体的な数字の並びから、規則性を何とか感じとって解法のヒントにしようとか、あるいは、過程の記述は諦めて最終的な答だけでも予測して記入しておこうとか、エレガントな姿勢からは何万光年も離れた醜い方法です。
今や、私の周りには試験官の監視の目もなく、私の前には問題用紙の狭い余白ではなく、広大なスプレッドシートとかが広がっています。具体的な数字とか文字とか、何しろ記入し放題なのです。
もちろん、エレガントな解法で解答に辿り着くアプローチもありですが、思いつかないのですから仕方ありません。ひたすら升目を埋めていきます。
でも、プラグマティックに成果を出さなければならない場合、愚直であることも、時に必要なのです。
エレガントな解法を求めて時間切れとなっても、部分点とかは貰えないのですから。
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