2006/03/24
自由と束縛と、あるいは自己責任と庇護と
いえ、残念ながら、P2PとかC/SとかASPとかの話ではありません。単に未熟なプログラマーの悩みのお話です。
手法はなんでもいいのですが、例えばDIなどでプログラムをできるだけ疎結合にして部品の独立性を高める方が、利用の際まで自由度を担保できるはずです。また、例えばなんらかの定数などをプログラム内に保持するよりも、外部に保持させて変更を容易にする方が、利用の自由度、柔軟性は高まるはずです。
束縛を少なくして自由度を高めることは、やっぱりいいことのように思えます。
一方で、部品の独立性が高まると、私のような未熟者あるいは記憶力や注意力が弱い者にとっては、複数の部品が連携して実現される一連の処理のシーケンスを、きちんとトレースすることが難しくなってしまいます。
それよりも一層、深刻なのが、プログラム外で設定された事項が関係すると、途端にコンパイルチェックという庇護から外れ、実行時チェックだけの、プログラミング時には自己責任でチェックするしかない、実に厳しい世界に放り出されることです。
自由と束縛のバランスをどこに置くべきなのか、どこまで庇護を求めるべきか、自分なりの価値観を確立できていないせいで、戸惑ったりするわけです。
悟りを開かれた導師たちはどうなんだろう?
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- Java,Open Source
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Re:自由と束縛と、あるいは自己責任と庇護と