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いかにして問題をとくか

数学は苦手中の苦手です。学生時代は塾に通い、家庭教師を頼み、それでも毎回赤点ばかりでした。受験の経験がないので赤点続きでも素行が良ければ補習と追試くらいで済んだ、とか一応言い訳をしてみます。そうは言っても私はこれでもプログラマの端くれ。今更ですが数学コンプレックスを克服したいと思い立ち社内の電子会議室で話を振ってみたところ、ポリアの 「いかにして問題をとくか」 を薦められたので知恵熱出しながら読んでみました。

実はこの本は以前から知っていて、マイクロソフトの社員は全員読まされるなんていう逸話も聞いたことがあり、本屋で見かけて立ち読みまではしたものの難解そうで結局買わずじまいでした。というわけで再挑戦です。

結果。例題が軒並み分からないのでやっぱり難しかったですが、解説されている問題解決のプロセスはソフトウェア工学と非常によく似ていると感じました。おそらく世間一般のプログラマはまず数学の知識があって、プログラミングやソフトウェア工学を数学のメタファで学んでいくのではないかと思います(本人がそれを意識しているかは別として)。ということは、それなりにプログラミングやソフトウェア工学に慣れ親しんだ今なら、先ほどとは逆に数学をプログラミングやソフトウェア工学のメタファで学んでいくと、案外すんなり理解できるのかもしれません。まずは中学数学の参考書あたりからやってみようかと。で、それなりに数学の知識がついてから改めてこの本を読むと、また色々と得るものがあるんじゃないかと思います。

しかし、世の中には外国語スクールは溢れかえっていて、法律や経営学あたりも仕事をしながら学べる環境はあるのに、社会人向けの数学教室的なものがないのがどうも納得できません。

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book
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