2006/01/24
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「情報検索アルゴリズム」を読みました
ようやく「情報検索アルゴリズム」(共立出版)を読みました。
数ヵ月前、会社の本棚に並んでいる情報検索系の本を眺めていました。そこに情報検索のグルが通りかかり次のような会話が行われました。
- 井上「お勧めの本はありますか?」
- グル「(井上さん程度なら)このぐらいの初心者向けの本が良いのでは?」
- と言って、グルは「情報検索アルゴリズム」を勧めてくれました。
- グル「この本を読むのに苦労したら、この業界にいる適性を考え直した方が良いと思う」
よほど簡単な本なんだろうと安心していたのに...。難しいと思ったぼくの立場は一体、どうなるのでしょう。 線形代数の教科書をひっぱり出して、それでも読むのに苦労しました。転職を考えた方が良いのでしょうか。
読んで良かったこと。 言葉だけ知っていて、実体を良く知らなかったLSI(latent semantic indexing:潜在的意味インデクシング)の知ったかぶりができるようになったのが収穫です。
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だいたいグル気取りの人って、自らの卑小さに無自覚でいられることこそが才能という幸せな人ってのが大方ですし。
この小噺の続きとして、主人公がグル役に潜在的意味インデクシングについての知識で議論を挑み論破する、そしてそのグルの屍を乗り越えて主人公は前人未到の荒野に旅立つ、そんな展開を期待します。