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ベトナム・ハノイ・レポート

通貨について

単位はドン。ベトナム語表記ではdに横棒、oにハット、nとgが続きます。日本人が普通にドンと発音して通じます。基本的に細かいレートは気にせず、オーダーしか考えていません。1円100ドンのオーダーです。以下、kは1000を意味します。1kドン=1000ドン=10円のオーダー、10kドン=1万ドン=100円のオーダー、です。

  • ペットボトル500mlの水: 5kドン
  • ペプシコーラ缶350ml: 8kドン
  • (外で食べる)フォー一杯: 15kドン
  • タクシー(HANOI taxi)初乗り: 15kドン
  • タクシー(CP taxi)初乗り: 14kドン
  • タクシー約20分: 50kドン

出回っている紙幣は200k,100k,50k,20k,10k,5k,2k,1kです。コインは5kを一枚だけ見ました。貴重だったかもしれないので使わずに持っておけば良かったかもしれません。本屋で、お釣りの細かい紙幣が無かったようで、お釣りの一部がガムでした。他の現地人らしき人もガムを受け取っていたので、日本人だからなめられたわけではありません。

道の渡り方

ゆっくり歩くのがポイントです。車はともかく、バイクが来ないタイミングを待っているといつまでたっても渡れません。現地人なら10mの距離にバイクが迫っていても渡り始めます。10mは少し勇気がいりますが、20mの距離があれば渡り始められます。20mの意味するところは、バイクが到達する前に道を渡り切ることはできない、ということです。人間がバイクを避けるのではありません。バイクが人を避けるのです。20mの距離があれば、ゆっくり歩く人間を避けるのは、バイクにとっては楽勝です。白人の親子連れが、道を渡るためにバイクが来ないタイミングを見計らって、小走りに道を渡って行くのを見ました。素人丸出しです。小走りしたり、向かって来るバイクを見て立ち止まったりするのが一番危ないです。とにかく、ゆっくり歩き続けることです。

地図を片手にひとりで道を歩いていると、バイクに乗らないかと声をかけてくる人間が非常に多いです。うっとうしいですが、市内を歩いていて怖い印象を感じた場所はひとつもありませんでした。むしろ、東京の浮浪者がいる場所の方が怖いぐらいです。旧市街のあたりはごちゃごちゃしていますが、上野や浅草的な乱雑さで、浮浪者がたむろしている場所ではありません。

タクシー

HANOI taxiもしくはCP taxiを使え、と薦められました。他はぼられる可能性がある、とのことですが、試していないので真偽は不明です。

人の歩くスピードは遅いですが、タクシーはやたらと飛ばします。少しでも前の車が遅いとクラクションを鳴らして追い抜きます。

タクシーに乗っていると、バイクをひっかけそうで非常に恐いのですが、8月20日、ついに乗っているタクシーがバイクをはねました。タクシーの左前方に二人乗りのバイクがぶつかりました。バイクは地面に転がり、ミラーがひとつ折れました。これだけ聞くと大惨事ですが、バイクに乗っていたふたりとも普通にタクシーの運転手と言い争いを始めました。どちらかと言えば、タクシーの運転手の方がドアが壊れたことに文句をつけています。折れたミラーを手にしたバイクの運転手の姿がこっけいです。バイクの方がタクシーの前に飛び出してきたので分が悪いと言えば悪いですが、地面に転がされたのはバイクの方です。タクシーのスピードがあまり出ていなかったとは言え、ベトナム人のライダーはタフです。ちなみに事故のあった場所はDuong Xuan Thuy(西の方)です。道の両側から人が集まってきましたが、せいぜい10人程度でした。当然ながら、道行く車やバイクは止まらずに通りすぎて行きます。結局、警察が来ることもありませんでした。

食べたモノ

  • eel :湖(ho Hoan Kiem)の西の方の店。メニューにrabitがあったので頼んだら無いと言われたので、代わりに注文しました。メニューにはeelとtrue eelがあったのですが、eelを注文。少し辛めのスープにeelと高菜がつかっているのですが、正直、あまりおいしく無かったです。ご飯(steamed rice)と飲物2杯で100k。微妙に高い。
  • duck :そんなに珍しくも無いですがduckを食べました。これはおいしい。日本人はもっとduckを食べるべきだと主張したいと思います。
  • pigeon :メニューにpigeonとあれば注文しないわけにはいきません。結論から言えばおいしくありません。身体が小さいせいか内臓が取り切れていないので、内臓の苦みが肉についたままです、肉も微妙に臭みがあります。首をちょん切った頭も一緒についてきたので、頭にかじりついて脳を食べてやりました。クチバシも目もあって脳だけ食いちぎられた首はグロテスクでした。ベトナム人もぎょっとしたかもしれませんが、日本人としてなめられるわけにはいきません。
  • frog :湖の南東の方角の店。珍しくも無いですが、frogがメニューにあれば注文するのが中目黒スタイルです。間違ってchickenが出されても区別がつかないぐらいです。普通においしいです。
  • なんかの貝(bloodなんとか) :名称忘れました。Mr.Tと行った屋台スタイルの店で注文。貝の中の汁が少し赤っぽいので血みたいということなんでしょう。そんなことで日本人がびびると思ったら、とんだ思い上がりです。

英語

thisをdisと聞き間違えられました。そんなものです。向こうがリファッレンス、リファッレンスと言っているように聞こえるのが実はdifferenceだったりしたのでお互い様です。気にしません。こうして僕らはリンガフランカを作り上げていくのです。positive sinking! 沈むのか?

環境問題

ホテルのバスルームにこんなメッセージがありました。「世界中のホテルで毎日タオルがムダに洗濯されています。地球環境のために洗濯が不要なタオル(使い続けるタオル)は元の位置に戻し、洗濯が必要なタオルは床に置いてください」。 日本人の心にぐっと来ました。タオルを使い続けたのは言うまでもありません。

そう言えば、柄にも無く、とある観光ツアーに参加したのですが、おばさんが絵葉書を売りつけてきました。絵葉書を見せながら、「1ドル。10kドン」を繰り返します。なぜたった1ドルを出してくれないのかと、哀れみを誘うような表情でしつこく購入を迫ってきます。絵葉書のような下らない物に10kドンすら払うつもりは無いので、頑としてNoです。あのおばさんは日本人の心を分かっていません。環境保護のために寄付してください、と言われれば100kドンぐらい気前良く払っていたと思います。

世界標準

我関せずとばかりに道を横断する姿や、地面に転がされても立ち上がるバイクの運転手のタフさを見ていると、日本人Master Hamagishiを思い出しました。日本の中では奇人として語られることが多いMaster Hamagishiですが、世界標準で見れば、変わっているのは我々日本人なのかもしれません。日本人は精神的に少し弱すぎる気がします。日本人の多くがMaster Hamagishi並のタフさを身につけると、日本も変わるはずです。

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