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学習経過その2

1週間かけて学習してきたOSのメモリ管理の学習が実を結んだ。

誠に愚かしい事に、かつての自分は最新の技術のみを理解して満足する人間であった。
言い替えれば、かつての技術を学ぶ必要性を理解出来ていなかった。

皮肉にも、否定していた行動をとることで、その必要性を理解できた。

そういう点でもタネンバウムさんの本は、実によく出来ていると思う。プロセスでもそうだったが、コンピュータが出来たての頃の技術についても詳しく説明されている。その技術の利点と欠点を踏まえた上で、次世代の技術を解説されているので、歴史的な次世代技術の登場の必要性や必然性を理解することが出来た。
具体例をメモリ構造で言うと、MFTの固定区分におけるメモリ構造の不便性を甲斐小するために、スワッピングを用いたり、使用メモリとホールをリンクリストで管理したりと色々な手法を用いて効率的なメモリ管理を達成しようとしていた。けれども、外部断片の問題が常について回る。もちろん詰直しを行えば良いわけだが、ページングがそれを解決してくれた。この流れには、先に述べた必然性を感じる。

このごく当然な事を理解し、かつての技術を学ぶ必要性を理解(他人に対し明確に説明する事が出来る)した事は、メモリ管理について一定の理解が出来た事よりも嬉しい。


ところで、今日でメモリ管理の学習をはじめて2週間だが、自分の学習は1週間区切りで完結している。
つまり、1週間知識を溜め込み、月曜に理解をする。これは、図ったことではなく質問をするチャンスが月曜に限られている事からこうなっている。
今日まで、ページ化セグメンテーションについての概要が理解できず、苦しんでいた。セグメント管理をページングしたら、セグメント管理の利点である論理制御の点が損なわれるのではないかという疑問を持っていた(細かな疑問点をこれ以上文章で説明する事が難しいので、割愛させていただく)。

これを質問により解決できた時、無類の喜びを感じる。

大抵の疑問は、"そもそも…"という基本に立ち帰ると分かったりする。
今回の疑問も例に漏れず、セグメントとは何か? という所からスタートして理解できた(又、清水謙多郎:著の「オペレーティングシステム」にも御世話になった)。
一度理解できると、それまでに学習してきた知識とその知識がリンクして、いろいろとわかってくる。なるほど、こうやって、実メモリに収まらないセグメントも管理できるわけだ。なるほど、OSの授業で「巨大なプログラムでは、実際に全てがメモリに乗るわけではなく、分割されて乗るわけなんだけど…」の話はこれを言っていたのか。

プロセス・メモリ管理が理解できると、ファイルシステムの構造が知りたくなる。これが『楽しい』って事なのかもしれない。
その後、入出力の理論を学習したら、いよいよ実装に入ってゆこうと思う。

ただ、一つ気がかりなのが。。。「COM」を理解できていない事。

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学習経過
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