Yahoo Pipesの勉強会資料
浜辺さんによるYahoo Pipesの勉強会資料を公開しました。
以前、(いわゆる)Web APIの(いわゆる)APIキーの秘匿性が良く分からない、と書いたことがあります。
原理的にAPIキーは完全に秘密にはなりえません。だからと言って、APIキーをWebサイトに晒すのはいいのか、サービス提供者との紳士協定違反では無いのか、という疑問でした。 結論から言うと、Yahoo Pipesの中では、普通にAPIキーが晒されています。例えば、Amazon Webサービスを使っているPipesを検索すれば、AWSAccessKeyIdの値が簡単に得られます(Amazon WebサービスではAPIキーではなくアクセスキーと呼んでいます)。"Private String"というパイプもあるので、Yahoo Pipesの意向はこれを使ってほしいのかもしれません。
初めてのYahoo Pipes
Amazonから、これから発売予定の書籍一覧をタイトルのキーワードでフィルタして表示するアプリを作ってみました。
でも、実は動作が変です。Yahoo Pipesの問題ではなく、Amazonの問題です。Power=pubdate:afterがまともに動いていません。次のURLで、発売日が2008/1/1以降、かつタイトルにP2Pを含む書籍が得られるはずですが、古い書籍もひっかかります。
詳細サーチ(http://www.amazon.co.jp/b/ref=sv_b_0?ie=UTF8&node=124284011)で、日付指定をしてもきちんと動作していないようです。謎です。
浜辺さん作のクールなアプリ。
サーバサイドのプログラミングゼロで実現しています。これを聞いて驚かない人がいたら、よほど進んでいるかよほど遅れているかのどちらかでしょう。 サーバでXMLをちょこまかパースするコードを書いている世界とは別次元です。
del.icio.usのデータのビューワにdirec.tor(http://www.johnvey.com/features/deliciousdirector/)というのがあって、そのビューワに合う形にdiggのデータをYahoo Pipesで加工してから流しています。世間でマッシュアップと言われるものが、ほとんどアグリゲーションの域をでていない(複数サイトの情報を一緒に見せるだけ)という中、このやすやすと境界を越える身軽さに脱帽しました。
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