2009/03/02
サブジェクト指向
昔、AOP(アスペクト指向)の本を読んだ時、呼ばれる側のコードの再利用性を考えているのがオブジェクト指向、呼ぶ側のコードの再利用性を考えるのがサブジェクト指向、という説明を読んで、そういう使い方ならサブジェクト指向もありかな、と思いました。
というようなことを、下記のニュースを見て思い出しました。
利用者を基点(起点?)にしたプロセスをサブジェクト指向と呼んでいるようです。気持ちは分からないでもないですが、「そう言うんだ」というのが正直な感想です。
かつて、PCのデスクトップUIはオブジェクト指向UIになると喧伝されていた時代がありました。結局、当時言われていたことは実現できているのでしょうか。多くの人には、アイコンの右クリックメニューで「メッセージを送っている」ようには見えていないようです。あれは「開く」と翻訳しているからダメなんでしょう。「開け」と訳すべきだったのです。「削除」も「消えろ」だし、「名前の変更」も「名前を変えろ」です。命令形にすると乱暴な感じで日本人の感性に合わないかもしれません。「お疲れさまです。開いてください」ぐらいに訳すと、アイコンと真摯に向き合えそうです。
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