2008/09/17
アリエル推薦図書
体調が悪い人に「闘うプログラマ」を読むように奨めました。なぜなら、体調の悪さは気持ちの弱さが原因だからです。「闘うプログラマ」は実に良い本です。マイクロソフトやWindowsが嫌いな人でも騙されたと思って一度読むべきです。読むと元気が出る本なので、できれば気分が沈んだ時や疲れた時に読むことを奨めます。今後、社内で風邪をひいた人や疲れた人を見つけたら、「闘うプログラマ」を読ませていこうと思います。
もう一冊、社内の人に勧めている本があります。「ピープルウェア」です。こちらは対称的に癒し系です。読んで風邪は治りませんが、苛々した気分の時に読むと、気分が静まります。
プログラマに求められる能力に、全体(大局)と部分(細部)を同時に見る目、と言われることがあります。全体的な概要は分かっていてもコードの細部の議論に全くついていけないプログラマでもダメですし、細部にはやたらと詳しくても全体像が全く見えていないプログラマもダメです。「闘うプログラマ」と「ピープルウェア」は両極端な本です。前者は強さ、後者は優しさに満ちています。この二冊に同時に共感できる心も、プログラマに必要な能力です。技術力も大事ですが、メンタルコントロールによる体調管理も重要だからです。
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