マルチスケジューラv5.1.4をリリース - inspired by salesforceのchatter -
先週ですが、マルチスケジューラv5.1.4(マルスケ)をリリースしました。
実作業は結構前に終わっていたのですが、諸般の事情でリリースは先週になりました。
「 salesforceのchatterで思ったこと 」で次のように書きました。
chatterがもし本当に(喧伝されるように)コミュニケーションを変えるとしたら、要因は「ポケットひとつの原則」のような小難しいことや機能性ではなく、単に発言それぞれに発言者の顔写真がついていることではないか、と言う気がしてきました。
言うだけでは評論家なので、実践してみたのが今回のマルスケv5.1.4です。
去年、マルスケを無償にしましたが、無償ソフトの利点のひとつが、後方互換性を(あまり)気にせずに実験的な機能をどんどん試せることです。そんなわけで半分冗談のような機能ですが、思い切って入れました。
グループウェアやナレッジマネージメントは長年、さして効果がない、という問題に取り組んでいます。掲示板が雑談で盛り上がる程度の効果はあっても、暗黙知を適切に共有するコラボレーションの理想はほとんど実現できていません(残念ながら)。実現した事例がゼロとは言いませんが、たいていは、導入した企業の文化が例外的にコラボレーションに適しているか、あるいは一握りの献身的に場を盛り上げる個人の力に依存するかのいずれかです。後者のパターンを個人的に「モデレータパターン」と呼んでいます。モデレータパターンだけは、唯一、コラボレーション系ソフトの導入を成功させうるパターンだと思っています。ただし、モデレータ燃え尽きアンチパターンにより終焉するリスクを常にはらんでいます。
「発言に顔写真パターン」が今回の試行です。うまく機能するかはわかりません。はっきり言って、高度な技術でも高度な手法でもありません。ただ、困難な課題の解決が高度である必然性はありません。
「 salesforceのchatterで思ったこと 」にも書いたように機能的に目新しくはありません(ユーザの顔写真ならNotes4にもありました)。ここまでやるかというぐらい徹底する、のが従来のグループウェアとの些細な違いです。
サンプル画像です。肖像権の問題など面倒だったので自分の顔写真を使いました。これだけ見ると、自分大好き人間みたいで恥ずかしいですが。
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