2009/09/15
IPA未踏は狭き門に
今のIPA未踏はPM(プロジェクトマネージャ)が5人に減っています(逆にIPA未踏ユースはPMが増えました)。
数が減ったのは仕方がないとしても、PM5人のうちマーケティング寄り(ビジネス寄り)が3人とは極端すぎます。技術寄りのふたりのうち、ひとり(石黒さん)はロボット関係の人らしいので、ソフトウェアで技術寄りなのは加藤さんひとりです。ソフトウェアでシーズ指向のネタを通すのがかなり大変になりました。
変なものはIPA未踏ユース、IPA未踏はビジネスに直結するもの、という方針が伺えます。
IPA未踏は税金の無駄使いだという批判が昔からあります。IPAという機関の本質からすれば、産業として立ち上がらないプロジェクトに金を出すのは無駄です。冷静に見ると無駄使いだと思います。でもこのぐらいの無駄は許容してもいいと思います。
中の人は存在理由をひねり出そうと知恵を絞っているようです。その結果、最近は人材育成という名目で延命をはかってきましたが、そろそろ限界なのかもしれません(IPA未踏ユースは大丈夫そうですが)。
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Re:IPA未踏は狭き門に
問題は技術寄りのふたりがふたりとも、「グリーンIT」と「ロボット関連」というすごく狭い範囲の分野しか募集してないことでしょう。そんなの未踏でやることではないと思うのですが。
加藤PMは「グリーンIT」で応募してくる人がすくないせいか、ほとんど「グリーンIT」と関係ないプロジェクトを採択しだしましたが、それならはじめから限定しなけりゃいいのにと思うのは自分だけでしょうか。