AirOne v4.8.5リリースしました
リリースノート
- http://www.ariel-networks.com/downloads/releasenote/project_a_v4.html
- http://www.ariel-networks.com/downloads/releasenote/multischedulerv4.html
v4.8.4から間が空いていますが、機能追加はありません。バグ修正版です。機能追加版のメジャーバージョンは開発中なのでしばしお待ちください。
バグ修正版と言っても、ブランチで作業したバグ修正版としては、過去、最大の難易度でした。
v4.8.5の作業中は、会社で、cvsレポジトリふたつ、svnレポジトリひとつ、家に帰ってからsvnレポジトリ三つをフォローする日々でした(六つのレポジトリはすべて別物。svnのうちひとつはソースコードではなくドキュメント)。頭のコンテキストスイッチが多すぎて、能率が悪い気がしました。
なにかミスりそうな気がしたので、そのために行った対策が、コンパイルしないことでした。
当然、最終的にはコンパイルしますが、普通ならコンパイルして動作させるタイミングで、そこから2,3日、コンパイルせずにコードを見直す作業をしました。コンパイルエラーがゼロだろうと思うまでコードを見直してから、やっとコンパイルしました。コンパイルエラーは2ヵ所ありましたが、ひとつはinclude洩れで、これは最初から目で見つけようと思っていないので、事実上はコンパイルエラーひとつでした。ゼロのつもりでコンパイルしたので、ひとつあったのは負けですが、修正量がそれなりにあった割にはまあまあです。
普段、コンパイラで見つけられるバグはバグではない、という立場です。つまり、コンパイラで見つけられるバグは、人間ではなくコンパイラに見つけさせるべき、という考えです。なので、今回の行動は普段の言動に反しています。
今回のように、コンパイルエラーがゼロだと自信が持てるまで徹底的にコードを見直して、ようやくコンパイルする、というのも悪くないと感じました。コードを見直している間、論理バグも結構見つけられるからです。もっとも、効率を考えると、必ずしも全員には奨められません。
Railsで書いているコードもあるのですが、対照的にいい加減です。テストコードなんて一行もありません。書いては動かして、実行時エラーがあれば直す、それだけです。実行時エラーはかわいいもので、型の不一致による、エラーが起きないバグなど、悲しい思い満載です。適当でもなんとかなっているのは、Rubyの良さかもしれませんし、単にコードが少ないからだけかもしれません。
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