2008/05/09
自然言語は難しい
次のような構造の英語がありました。
a or b of X
orとofの優先順位に困りました。次のいずれでも意味が通じたからです。
(a or b) of X => (a of X) or (b of X) a or (b of X)
考えてみると、日本語でも、このような等位接続詞に関する結合の優先順位の曖昧さがあります。
「黒いシャツとズボン」の「黒い」は「ズボン」にもかけられそうです。この場合、意味をはっきりさせるために「黒いシャツと黒いズボン」と言うことができるので、最初のフレーズのズボンは黒くなさそうです。一方、「私の父と母」なら、母は私の母に聞こえます。「私の父とPC」なら、PCは私のモノでは無いように感じます。
と、色々考えると、「私の父と母」が例外的で、一般的には等位接続詞の優先順位は低そうです。と言うことで、最初の英語は
a or (b of X)
と解釈することにしました。
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