Personal tools
You are here: Home ブログ アリエル開発者のブログ 「ハイペリオン」と「ハイペリオンの没落」読了
Document Actions

「ハイペリオン」と「ハイペリオンの没落」読了

以前、「ハイペリオンを読んだ」とSFオタク(1日に3冊読む変人)に話したら、「没落は?」と問い返されました。「まだ」と答えると、「それはハイペリオンを読んだうちに入らない」と罵倒されました。

ずいぶん経ってようやく「ハイペリオンの没落」を読みました。

「ハイペリオン」の内容を忘れている気がしたので、今回、「ハイペリオン」の再読から始めました。週末しか読んでいませんが、結局、2冊あわせて3週間ちょっとかかりました。

感想を一言で書くと、超長いターミネーター(映画)でした。

ターミネーター以外の要素も色々あって、引用や換骨奪胎が売りのようですが、物語の骨格としてターミネーターが思い浮かびました。途中、物語の構造はseek&findが核になりますが、そのオチもターミネーターを思い起こさせました。まあ、他のSFをあまり知らないせいかもしれません。

7人の巡礼のうち、あまり物語の核に絡んでこないように見える人物もいます。詩人は物語の構造にメタ的に関連していると読めなくてもないですが、レッドヘリング的な存在です。修道士は、「ハイペリオン」の途中で失踪しましたが、その失踪の謎は物語上あまり意味を持っていないように感じます。

ほとんどのエピソードはきちんと終わっていますが、オールドアースに取り残されたリイ・ハントのくだりだけ謎めいて終わります。ゲートから現れる二人は、もし小説中に描かれているとすれば、あの親子になりそうですが、そうすると矛盾を感じます。よく分かりません。

Category(s)
いろいろ
The URL to Trackback this entry is:
http://dev.ariel-networks.com/Members/dev/300c30cf30a430ea30aa30f3300d3068300c30cf30a430ea30aa30f3306e6ca1843d300d8aad4e86/tbping
Add comment

You can add a comment by filling out the form below. Plain text formatting.

(Required)
(Required)
(Required)
(Required)
This helps us prevent automated spamming.
Captcha Image


Copyright(C) 2001 - 2006 Ariel Networks, Inc. All rights reserved.