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ソフトウェアテストのアンチパターン

ソフトウェアテストセミナーの準備中です。佐藤さんが笑いを担当してくれるので、ぼくは心おきなく真面目な話に専念できます。

偉そうな顔して話すわけですが、現実は試行錯誤の連続です。

数の辻褄は合っているのに、残っているのは難しいテストばかり、というアンチパターンを見ました。ソフトウェア開発の現場で、テストに限らず、難しいのばかり最後に残るアンチパターンからなかなか抜け出せません。

新機能であれば、残った難しい作業は最悪先送りできます。そしてこれはとても一般的なことです。書籍「プログラマーのジレンマ」の用語を拝借すると、難しくいつまでも解決できない問題はスネークと呼ばれます。ソフトウェア開発ではスネークとの共存は避けられません。

しかし、難しいテストばかり最後に残るのは危険です。経験的に、難しいテストにまつわる機能ほどバグも多いからです。

ミクロで見れば困った話ですが、マクロで見ればそう悪いことばかりでもありません。最近のアリエルの開発プロセスは良くも悪くもやや固定化していました。過去の試行錯誤の結果、ある程度のベストプラクティス的なプロセスに落ち着いていたからです。しかし、最適解に見えるプロセスは局所解かもしれません。より良い解の発見には、変化も失敗も必要です。

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http://dev.ariel-networks.com/Members/inoue/test-antipattern/tbping

Re:ソフトウェアテストのアンチパターン

Posted by Anonymous User at 2009-10-07 11:06
つまり、今回のプロセスは失敗ということね。

Re:ソフトウェアテストのアンチパターン

Posted by inoue at 2009-10-07 23:43
まだ失敗かはわかりません。アンチパターンは成功(進化)の鍵かもしれないので。

たとえ失敗したとしても、「失敗した人はヒーロー(参考 http://dev.ariel-networks.com/Members/inoue/slack)」を格言にしたいと思っています。
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