サーチエンジンの利用は増えているのか?
「米国でサーチエンジンの利用回数が1年間で55%も増加」
という記事を見ました。
本当でしょうか。
サーチエンジンだけに話を絞ると、Googleの登場以降、大きな変化は感じていません。Google自体は色々とネタを提供していますが、目に見える範囲でサーチ自体に変化は感じません。もちろん技術的には、昔と変わらず速い、というのが凄いのですが、ユーザに見える変化ではありません。それとも、ぼくが鈍いだけで、サーチは目に見えて変わっているのでしょうか。
Google登場時の感想は、とにかく速い、画面がシンプル、のふたつでした。速さに関して言えば、当時のAlta VistaやLycosも別に遅くは無かったのですが、登場時点でGoogleの方が速かったのが印象的でした。日本に関して言えば、商用系サーチエンジン(GooやInfoseek)の前に、個人系サーチエンジン(ODINや千里眼)が敗北しつつある状況でした。ぼくは商用系サーチエンジンになんとなく嫌悪感があり、ODINをメインに使っていました。商用系サーチエンジンへの嫌悪感の理由は画面がごちゃごちゃして、広告がたくさんあったからです。こう思っていた人間はぼくだけではないはずです。Googleは巧みにこの心の隙に入り込みました。
ぼくは昔からいわゆる定点観測的なWebの使い方をほとんどしていません(*)。(Google登場で加速したとは言え)昔から、サーチエンジンがメインのWebの使い方です。同じサイトを毎日まわるだけのWebの使い方は敗北しているような気がしているからです。何に敗北しているのかは分かりませんが。 (*)ブログを書いておいて何ですが、あまり他人のブログは読んでいません。
ぼくのような行動はやや時代遅れで、定期的に決まったサイトを見て回る人が増えている予想をしていました。そうだとするとサーチエンジンの利用はむしろ減少傾向にあっても不思議は無い気がします。まあ、他人がどうWebを使おうがどうでも良い話ですが。
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