ningアプリ
家にサーバを立ててPHPを勉強したい、と言っている人がいました(プログラム経験ほとんど無し)。勉強する意欲を削ぐ気はないので止めはしません。しかし、色々と道は困難です。それなりに動くサービスにするには、RDBの勉強も必要です。それなりの見栄えにするには、CSSやJavaScriptの勉強も必要です。それに加えてPHPです。気が遠くなりそうです。
世の中には、プログラミング言語そのものを学ぶのが好きだったり、仕組み(OSやRDBなど難しいほどいい)そのものを理解するのが好きな人がいる一方、そんなことより、インターネットでやりたいサービスがあって、仕組みの勉強とかどうでもいいという人もいます。後者のような人が、PHPやRDBの勉強、JavaScriptライブラリの選択に頭を悩ますのは、実に時間のムダに感じます。
この辺のことを考えていたら、ningを思い出しました。2年半近く前に言及したことがあります。今でもPHPなのかは不明です。
ningを使うと、ウィザード形式でSNSサイトを構築できます。
外国人向けに「忍者SNS」を作ろうと思ったのですが、ninjaで検索すると大量に引っかかったので、仕方なく「中目黒SNS」にしました。
次のリンクから参加できます。メールアドレスを打ち込みますが、confirmationはありません。適当に存在するメールアドレスを書くだけでsign upできます。特に活動予定はないので、ログインしても期待はしないでください。
友達管理、フォーラム(掲示板)、イベント(いわゆるグループスケジュールではなく、グループのイベント管理)、写真共有ができます。特筆すべきはActivityでしょう。メンバーの操作が逐一表示されるビューです。今やSNSと呼ばれるサービスを特徴づける機能な気がします。かつて、招待制こそがSNSと既存サービスを隔てる唯一の機能と思っていましたが、今は、招待制とActivity機能が差別化の要因だと思っています。
Activityに近い機能は、AirOneでも新着機能として持っています。しかし、AirOneの新着機能は、文書中心主義です。文書が主語で、いつどんな文書が作られたかを表示するビューです。一方、Activityは人間が主語です。人間がいつ何をしたかを表示するビューです。得られる結果は似ていますが、この違いは大きいです。そして、今のぼくは、Activityの方が正しいアプローチだと思っています。
技術的に興味深いと思ったのは次の2点です。
- CSSを自分で書ける
- facebookのプロフィール画面にningアプリを表示可能
会社の誰かを「中目黒SNS」に招待しようかと一瞬考えましたが、わざわざning上でコミュニケーション(フォーラムに何か書き込んだり)をしなければいけない理由が思いつかず、招待するのはやめました。
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