2009/06/06
金がありすぎてもダメなのかも
サイボウズ創業者の高須賀氏が始めたLUNARRというサービスがありました。
サービス停止のニュースを聞いた時は特に言及するつもりもなかったのですが、インタビュー記事は興味深いものでした。
amazonの紹介を読んだだけで衝動買いしてしまった「プログラマーのジレンマ 夢と現実の狭間」とのシンクロニシティを感じました。
あのチャンドラーの失敗を記録した本のようです。と言うか、失敗呼ばわりは失礼です。
Lotus Notesだって開発開始(1984年)からリリース1(1989年)まで5年かかっているのです。
チャンドラーだってまだ分かりません。
使ったこともないのにこう言うのは無責任ですし、今さらですが、個人的にLUNARRのコンセプトは好きです。インタビュー記事の中で高須賀氏がTwitterでLUNARRの限界を感じたように語っていますが、TwitterよりLUNARRの方がクールに思えます。あくまでコンセプトレベルで、実際に動くものは見ていないので、作りやUIの部分は評価対象外です。
まったく技術レイヤが違うもの同士ですが、Google Wave、Twitter、LUNARRの3つを(コンセプト的に)クールに思える順に並べると、LUNARR、Google Wave、Twitterの順です。世間的な人気順で見ればたぶん逆になるのでしょう(Google Waveは未知数ですが)。ぼく自身が世間とずれているのか、コンセプトのクールさと人気には相関がないかのどちらかです。
まあ、高須賀氏もミッチケイパーも個人資産をプログラマに還元していると思えば悪い話ではありません。
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