2009/04/21
世界中のブログで話題になっているかもしれませんが
普段、話題のニュースをここで取り上げることはあまりありません。そこまで一言居士というわけでないのと、一言居士だと思われたくない、というのもあります。
でも今日は一言書かずにはいられません。
ぼくがUnixの基礎を学んだのはSun OSでした(Sun OS 4.x)。昔すぎて正確なバージョンは覚えていませんが、とにかくSun OSに関する情報は片っ端から集めました。見つけたフリーソフトはmakeしてインストールしました。Sun OSは今のWindowsと同じ程度に、時々落ちるのも愛嬌でした。率直に言って、ぼくはSun OSにはまっていました。
初めてSolarisを見た時はなんて重いOSなんだと思いました。cc(Cコンパイラ)がなくなったこと(有償になった)に人並に怒りました。SolarisはBSD系じゃないからダメだと分かったような口を聞いていた時代もありました。
いつの間にかSolarisも好きになっていました。一番使っていたのは2.4、2.5、2.6の辺りです。ぼくは「ソ」にアクセントを置くように発音するのですが、アメリカ人はみんな「ラ」を伸ばすように強調して発音していました。今から考えると"l"から"r"に音が移行するのを伸ばしていたように聞こえただけかもしれません。
もしSunがなかったら今のぼくはどうなっていたのでしょう。この業界にいなかった? ...想像できません。
DECもCompaqもLotusも消滅に驚きはあっても感傷はありませんでした。でもSunは違います。
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