Webログ解析の秘密
数ヶ月前、社内Webサーバのログ解析用PCのハードディスクが壊れました。
マスター浜岸が面倒を見るサーバは壊れる率が高い気がしますが、おそらく偶然です。マスター浜岸はありとあらゆる検証ツールを使って徹底的にハードディスクの耐久テストをしてくれます。だから、そんな簡単に壊れるはずがありません。最近購入したSSDも、耐久性が不安だと言って、ありとあらゆるツールで読み書きのテストをしてくれています。だからそんな簡単に壊れないと思います。
それはともかく。
放置していたログ解析が、最近、新しいPCで復活しました。
復活してみると、以前と比べて、ありえるえりあ(http://dev.ariel-networks.com)の1日当たりのユニークユーザ数が1000ほど増えています。ログ解析ソフトはawstatsで、以前と変えていません。
なお、awstatsはユニークユーザ数以外に、ページビューとアクセスヒット数も出力します。ページビューとアクセスヒット数に指標としての価値は感じないので見ていません。
秘密ではないので書いてしまうと、ありえるえりあの1日当たりのユニークユーザ数は2000ぐらいがベースラインで、時々、有名サイトからリンクされて跳ね上がる、という動きです。ログ解析が復活後、ベースラインが3000ぐらいになっています。数日、観察していましたが、ずっと3000ぐらいです。
ここ数ヶ月でユニークユーザ数が1000増える要因は感じないので、何かありそうです。
結局、答えはサーチエンジンのロボットでした。新しいログ解析でロボットを弾く設定がうまくできていなかったのが、ユニークユーザ数1000の水増しの理由でした。
ロボットのアクセスが一定数あるのはわかっていましたが、ユニークユーザ数に1000も効いてくるとは思っていませんでした。Google、Yahoo!、Bing、Baiduと言った辺りが複数の異なるソースIPアドレスでたくさんアクセスしてきます。
自分のWebサイトのユニークユーザ数を見ている人は、ログ解析ツールの設定を一度見直した方がよいかもしれません。ユニークユーザ数が1000人ぐらいいると思っていたら実はロボットを弾いていなくてほとんどロボットだった、というオチかもしれません。
- Category(s)
- カテゴリなし
- The URL to Trackback this entry is:
- http://dev.ariel-networks.com/Members/inoue/log-analyze/tbping