2006/10/17
オライリーの「JavaScript 第3版」を読みました
だらだらと積んだままの本が多い中、この本は一瞬(2日ほど)で読み終わりました。
2部構成で、前半がJavaScriptの言語仕様について、後半がブラウザ上の実行コンテキストの話です。 前半は面白いですが、思ったほど、新しい発見はありませんでした。マジメにJavaScriptに取り組んだことは無いのですが、なんとなく目や耳に入ってきた情報がいつの間にか頭の中で補完されて、言語仕様はそこそこ理解していたようです。
後半はあまり役に立ちません。DOM中心の記述で無いのが致命的です。原書が1998年なので、仕方ありません。IE4とNetscape4の両者のバグを巧みに回避する書き方、が中心です。心に余裕があれば笑いながら読めるかもしれません。こんな混沌とした時代にも、地道にJavaScriptの仕様と実装を磨き上げていた人がいました。こうして技術は進展します。
プログラミングの学習は、言語仕様さえ分かれば、必要なのはサンプルとリファレンスです。ところが、JavaScriptの信用できる(ライブラリの)リファレンスがどこにあるのか分かりません。 mozilla.org(http://www.mozilla.org/js/scripting/)からたどるのが筋だろうと思うのですが、いきなりリンク切れです。
ちなみに、AirOneにSpiderMonkey(JavaScriptエンジン)を組み込むことを考えています。
何の役に立つのか、と言われそうですが、面白そうだから、というだけです。
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