今年のIPA未踏
知り合いの若者が、今年のIPA未踏ユースに応募しました。
プレゼンが苦手のようなので、プレゼンのせいで落選するかもしれないと危惧していました(IPA未踏はプレゼン能力が大きく影響するように感じます)。しかし、まさかの書類審査での落選でした。日本の将来のために絶対に通るべき、と思っていた応募だけに残念な結果でした。
今年のIPA未踏は競争率が高かったようです、と本人が語っていました。
未踏本体ですが、採択結果の発表があったようです。
本当です。なんと倍率が10倍近くです。4,5年前は、3,4倍程度の競争率だったと思います(PMによって大きな差がありますが)。IPA未踏は、かつての「登さんブーム」の頃がピークで、最近は落ち目かと思っていました。そうでも無かったようです。落ち目だと思って、冒頭の知り合いに狙い目だとけしかけて応募させたのですが、とんだ見込み違いでした。
PMごとの倍率の開きが凄いです。筑波大学の加藤PMは、以前ぼくがIPA未踏をやった時にお世話になったPMですが、なんと3件のみの応募で採択ゼロです。
個人的注目
XプロトコルをWebブラウザにしゃべらせるアイディアは、アイディア自体は考えつかないことも無いですが、実現はまさに未踏です。気が遠くなりそうですが、実用になったらお見事としか言いようがありません。
P2Pとルーム、どこかで聞いたような。仮想キャラクタが空間内を移動するアイディアと言えば、昔、なんとか君と呼ばれるネタがありました。
来ました、ワークスアプリケーションズ。正直、概要を読むだけだと公募を通りそうなネタに見えませんが、自慢の問題解決能力が生かされたのでしょうか。
某知り合いの学生の研究に似ている気がします。
IPA未踏って、良くも悪くもある種のハッタリが必要ですが、これは、テーマ名も概要もまったく平凡です。逆説的に、よほど凄い人なのかもしれません。
これぞ未踏のハッタリ。やっぱりこれぐらい言わないといけません。
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