高校生
高校生の飯田さんが夏休みの間、アリエルでバイトすることになりました。
自分が高校生の頃と言えば...昔すぎて思い出せない...と言うとあれですが、飯田さんと比較にならないほど子供でした。
高校時代、ゲームばかりしていました。どれぐらいしていたかと言うと、高校卒業時に、あまりにゲームで時間を浪費してきたことを後悔して、今後、自分の人生でゲームはやるまいと誓ったほどです。実際、その後、ゲームには一切手を出していません。
プログラミングもしていました。作っていたのはゲームばかりです。オリジナリティはあまりありませんでした。ゼビウスもどきの縦スクロールシューティングゲームとかアルカノイドっぽいブロック崩しとかは今思い起こしてもよくできていた気がします。それ以外にも完成、未完成含めると色々作っていた記憶があります。設計なんて考えたこともなく、ただ画面に見えるところから書いていただけです。シューティングゲームであれば、自機を画面に表示するコードを書き、次にキーボードの入力で自機を動かすコードを書き(当然、イベントドリブンなんて言葉は知らない)、スペースキーを押したら弾を発射するコードを書き、敵キャラを動かすコードを書き、敵と弾の当たり判定コードを書き、とそんな感じです。今時の若者から見たら、何その頭の悪そうなコードの書き方、とバカにされそうです。
当時のプログラミング経験が今に役立っているか、と聞かれたら、あまりない、と答えるしかありません。コードの全体的な構造を意識していなかったのがひとつの理由、また、自分の書いているコードを説明する言葉を持っていなかったのがもうひとつの理由です。逆に言うと、このふたつを獲得してから、経験が知として蓄積していくようになったとも言えます。
学校の勉強も一応していました(勉強しなくても余裕と言うほど天才肌ではなかったので)。こう考えると、なんで高校時代そんなに時間あったんだと不思議になるほどです。まあ、ゲームと勉強とプログラミング以外のことしていなかっただけかもしれません。
時間があったのはインターネットの接続環境がなかったからかもしれません。今自分が高校生だとネットに時間を費やしてプログラミングに時間を割かない気がします。一方、飯田さんのように外の世界と積極的に関わる機会が持てる利点もあります。インターネットの存在は一長一短です。自分の場合、高校時代、社会人と触れ合うなんて想像すらしませんでした。機会がないとか勇気がないとかいうレベルではなく、そもそも発想そのものがゼロでした。ただ、もし機会があったら外と触れ合ったのかと問われると、たぶんしなかった気がします。勇気がないからです。その点でも飯田さんは凄いです。
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