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良い通訳は良いプログラマになれるか

前日の記事は最初、「良い通訳は良いプログラマになれるか」というタイトルで書きはじめました。 思うところがあり、通訳の話は別立てにしました。

アリエルでは、毎週金曜に英語クラスを行っています。 リスニングが中心でしたが、いつのまにか、英語発表をすることになっています。 先週はTienさんがヴェトナム時代に経験もしくは見聞きした、日本のオフショア開発についてプレゼンしてくれました。 本人の許可を得て、発表資料を公開します。

非常に興味深い資料です。

日本人特有の曖昧な表現への指摘は、まるでリファクタリングが必要なプログラムのようです。

暗黙のコンテキストに依存した日本語の文章が外国人を困らせることが見て取れます。暗黙のコンテキストを理解できない外国人を想像できる能力は、コードの読み手の思考を想像できる能力につながると思いました。そういう人は、可読性の良いコードを書けるのではないか、と考えました。

誤解しないで欲しいのですが、ぼくは暗黙のコンテキストを否定しているわけではありません。そもそもコンテキストの共有は効率のために必須です。例えば、プログラミングで言えば、イディオムであったりパターンであったりします。これらのコンテキストを共有するからこそ効率的な伝達ができます。重要なことは、何が暗黙に共有されているのかをきちんと認識して、客観視できることです。

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