blogを書いていると採用の書類審査を(異常に)通りやすい
アリエルの開発採用では、最初に、自動的にプログラミングの設問(C版とJava版)を送るシステムになっています。以前は、最初に履歴書を見て、面接もしくは設問を送って様子見、の選別をしていましたが、面倒になったので、全員に送るシステムにしました。
解答が返ってくると目を通します。偏見のない目で見るために履歴書を読まずに解答を先に見ます。
解答のできが良いと、できそうだという目で履歴書を読みます。できが悪いと、ダメそうだという目で履歴書を読みます。バイアスがかかってしまいますが、逆に、履歴書を先に見て、経歴から良さそうや悪そうという偏見を持って解答を見るよりはフェアだと思っています。
解答と履歴書のトータルで面接するかを決めます。この時、blogがあるとポイントが上がります。どれぐらい上がるかというと、解答と履歴書で90%ダメそうかもと思っていてもblogで逆転するぐらい上がります。
blogにまったく技術的なことが書いていなければプラスマイナスゼロですが、技術的なことを書いていれば、技術レベルがたいしたことがなくてもプラスになります。
blogに技術的なことを書いていれば(レベルに関係なく)、次の態度がわかります。
- 何かが気になる
- 気になることを調べる
- 調べたことを忘れないようにメモっておく
- 上記を継続する
この習慣が身についていれば、今スキルがないとしても、きっと上達するだろうと思うからです。良いblogを書き続けることは良いプログラマになれることの十分条件という思いです。
ただし天才には当てはまりません。見たこと読んだことをすぐに理解して気になることが何も起きない人や、調べ物が一瞬で終わって記録するまでもない人、記憶力が凄くてメモの必要がない人、こういう人には当てはまりません。
上の1から4の習慣が身についていても、書いたことを(blogなどで)公開する必要性を感じない、あるいは公開するのが面倒だからしないという人もいると思います。これはこれでありだと思っています。怠惰であることは立派なプログラマによく見られる性質だからです。ただし、履歴書のコメントにblogを書かない理由を述べる人はいないので、こういう背景は伝わらないのが残念なところです。
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