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「The Art of UNIX Programming」を読みました

「The Art of UNIX Programming(artu)」を読みました。

英語の原稿がWebで無料で読めること(http://www.faqs.org/docs/artu/)も、日本語の翻訳本が出ていることも以前から知っていましたが、読む前から書いてあることが予想できてなんとなく放置していました。突然、気が変わって読むことにしました。

第1章はこんな風に始まります。

Unixを理解していない連中は、もっとできの悪いものを改めて作る運命にある。 --- Henry Spencer

そして第1章は実に素晴らしい内容です。今まで読まずにいたのは失敗だった、と思わせるほどでした。

第2章はUnixの歴史の話です。知らないことも多少ありましたが、だいたい知っていました。年の功でしょうか。

第3章以降、予想通りで読む前に想像していたとおりのことが書かれていました。最終章(第20章)だけは少し面白くなりました(UnixとPlan9)。

全体的に良い技術や考え方はUnix、ダメなものはWindows、という論調が多すぎます。基本的に、ぼくはUnix文化の人間だと思っていますが、いくらなんでもこの極論には賛同しかねます。そもそも、esr(この本の作者)の好きなモノ(Unix、Emacs、Python、Lisp)は優れている、それ以外は腐っているという論調です。

散々けなしているようですが、Unix文化を知らない人は読んだ方がよいです。Unixなんて一生使う気はないというアンチの人でも、第1章の「1.6 Unix思想の基礎」だけは読む価値があります。英語でも良ければ以下で読めます。

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