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BitTorrent実験レポート

社内の有志でBitTorrentを運用試験(実験)してみました。その記録です。

運用環境
+ 共有するファイルはひとつです。
++ debian-live.tar [約692MByte]
+ 開始時のseedピア(ファイルの全体を持つPC)は1台です。
+ 各自の家の環境なので、ネットワーク環境は様々です。
++ スクリーンショットで、IPアドレスを隠すような画像処理はしていません。隠すものでも無いと思っているからです。
++ trackerのURLは隠しています。
+ 実験は夜11時30分頃から夜2時頃まで行いました。


* mr.seedの視点
ネットワーク環境はCATVです。
http://www.itscom.net/internet/cable/wide/index.html


唯一のseedピアなので、単にファイルを取られるだけです。NATルータでポートフォワードの設定をして、global IPでアクセスできるようにしています。
意外に速度はでていません。なぜか、BitComet(以下、コメットさん)ばかりです。


Azureus(以下、カエルくん)、かなり遅れて登場です。BitTorrentでは、後出しジャンケンの方が得だと知っていての策でしょうか。Java使いの考えそうなことです。
Official(以下、ヘビさん)も結構、遅れて登場でしたが、一気にまくって、ダウンロード済みサイズが既に他のノードに近付いています。


遅れて来たカエルくん以外は、ゴール間近です。途中で脱落した人もいます。


ついに、カエルくんとseedのふたりだけになりました。夜中の2時過ぎでネットワーク的には空いていると思います。しかし、1対1の転送なのに速度が出ません...


* mr.a(カエルくん)の視点


シーダーが一つだけじゃ、BitTorrentを使う意味がないですね。


UPnPのエラーが出たり、外部から接続要求が大量に来て、それをルーターがブロックする様子が楽しかったです。

ちなみに、まだダウンロード中(66.7%)。
既に一時間以上、掛かってます。


* mr.seedとmr.aの会話
mr.seed> もうすぐ終わりそうです(時刻は2時30分)。
mr.seed> この時刻で1対1なのに、意外に速度がでません(1Mbps以下)。

mr.a> 終わりました。
mr.a> 最後の方でも300kbpsしか出てなかったような。


* mr.sの視点
ダウンロードが始まると、最初はスピードが出ませんでしたが、後から出るようになったときは嬉しかったです。だいたい50〜100kb/s程度の感じでした。
しばらくすると、アップロードも自動的にされ、効率的な気がしました。
ピア数がもっと多いと、早いのかもしれませんが、ぼくの場合2時間28分かかりました。


* mr.ajaxの視点
0時から始めて、約2時間で終了しました。

途中で、自分のグローバルIPへ接続を試みたり、だれかのローカルIPへ接続を試みたりしていました。
(図3、図7参照)

ダウンロードの % が、シード以外のピアと同じになるとダウンロード速度ががくっと落ちます。

逆に、% が低いピアが接続してくると、すごい速度でアップロードを行って、自分の % と同じぐらいまで引き上げました(図5参照)。
その後は、ちまちまとお互いに転送していました。

図1

図2

図3

図4

図5

図6

図7

図8



* mr.iの視点
1時でやめちゃいました。
開始直後と終了間際の画面ショットです。

図1

図2

図3

図4

図5

図6

図7

図8

図9

図10

 


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