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case1: プロジェクト期間が短く、実装する機能が少ない場合

case1: プロジェクトの期間が3ヶ月程度のプロジェクトで、大規模な仕様変更が起こりえない場合にもっとも効率の良い方法です

(0) 実装する機能、プライオリティを決める。AirOne の「掲示板」やミーティングを利用。

(1) 実装が決まった機能を一番上のタスク(プロジェクトの直下)として作成する。

(2) マネージャは実装する機能を分解し、エンジニアにアサインできるまで分解する(PMBOK における Work Breakdown Structure に相当します)。ただ、ここではまだ調整前なので、メンバーへのアサイン、つまりタスクの担当者欄は空にしておきます。担当者の AirOne に実際にアサイン通知が飛ぶのは、プランが決まった後にしたいからです。

(3) タスクの工数を考慮し、アサイン予定者が重ならないように配置します。
(この時点では紙や表計算ソフトを使って大まかなアサインの計算をしています)

(4) AirOne のタスクに担当者を追加します。担当者にアサイン通知が送られます。

(5) キックオフミーティング。事前に口頭でタスクについては伝えてありますが、ここでプロジェクトの開発キックオフを行います。プロジェクターで、AirOne の画面を写して確認します。

(6) 実装フェーズ。プロジェクトの運営は AirOne が最も得意とするところです。日々発生する技術的問題や、プランからのずれに対し、担当者がいち早くアラートを上げたり、マネージャがアラートを視覚的に察知しやすいツールがそろっています。
(6-a) 担当者はステータスに変化があったら(思ったより時間がかかりそうだとか、環境構築ができなかったとか)、すぐにステータスを「遅れ気味」や「危険」に変 更して、理由をコメントします。変化がない場合でも、毎日のステータス更新をルールとしてもいいと思います。
(6-b) アリエルでは金曜日に開発進捗会議が行われます。キックオフのときと同様に、プロジェクターで「プロジェクト」のグラフ表示を映し出しながら進捗確認をし ていきます。グラフや一覧では、ステータスに応じて色分けされているので、遅れているタスクが一目でわかります。基本的に「順調」なタスクはミーティング アイテムではないので飛ばし、「赤くなっているタスク」について、原因の究明とヘルプ要員アサインなどの対処法を議論していきます。
(6-c) また次期バージョンでは「レポート」という機能が付きました。レポート作成で、今日までの一週間の期間を指定することによって、その一週間で更新されたス テータスが一覧でき、また来週以降のマイルストーンや、控えているタスクなどを1枚の画面で確認することができますので、同じくプロジェクターを通してメ ンバーで確認します。

(7) (6) を実装フェーズ終了まで繰り返します。テストフェーズに入っても同様にタスク(テスト)アサイン、進捗報告を行っていきます。

(8) 開発されたものが要求を満たしているかを、ステークホルダーで確認します。


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