そろそろ冬
QG小林です。
最近QGの中ではテストのあり方についてよくミーティングが開かれています。
流動的に更新されていくテスト対象だと、以下の関係があるらしい。
・テスト内容の具体性
抽象的に書く:
利点)流動的に変化する対象においては抽象的に書くことでテスト内容のメンテナンス性を向上できる
欠点)抽象的に書くとテスト実行者によって解釈や精度が大きく異なる場合がある
具体的に書く:
利点)具体的に書くと実行者によるテストのムラが減少する(が、テスト量は増加する)
欠点)変化の乏しいテスト対象ならば問題はないが、変化が多いとメンテナンスが大変(絶望的)
・メンテナンス性
メンテナンス性を向上する:
利点)変化に対応してテスト内容をすぐに更新できる
欠点)重視しすぎるとテスト実行者の読みづらいテストになる?
とりあえず議題にあがったのはこのあたり。
現在のテスト内容はどちらかといえば具体的な内容に置かれていてメンテナンス性が低いので、ここをなんとかしようとしている模様。いくつかの改善案もある様子。
テスト精度とメンテナンス性がトレードオフの関係になっている?ようで、ミーティングではたびたび意見交換を交えながらどの程度のバランスでテスト内容を作成するかが議論の的なのだが、かなり難しい。
いったいどうすれば常に変化していく環境に対して、精度(実行者によらないもの)とメンテナンス性の両方を満たすことができるのだろうか?
・グループの意見をまとめて決定する民主政治がいいのか、一人の意向で決定する哲学政治がよいのか
・精度とメンテナンスはどちらが重要なのか(または両方を満たすにはどうすればいいのか)
・どのような規格でもってテスト内容を構築するのか
・どの程度のテスト精度であれば、人と時間を割いたときに過不足ないのか
自分が思いつくだけでもたくさん課題がある・・・こりゃむずかしそうだ。
思った以上にテスト内容の奥は深い。
話がまとまったら年末大掃除のような感じで一気呵成に作業したほうがよさそうな感じがするが、流動的な環境だとそういうのは難しそうだ。
よいテストの実行のためによいテスト環境を作ることは一筋縄ではいかない。
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