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アリエルの育成プログラム

こんなの始めました。

求人広告と言えば求人広告なのですが、今までアリエルが行ってきた求人とは少し趣向が違います。プロ野球に例えれば、従来は即戦力重視(表向きはポテンシャルで採用することもあると言ってきましたが、本音を言うとそんな余裕はありませんでした)だったのに対し、今回の育成プログラムは、将来性のある高校生をドラフトする、イメージです。

アリエルはそれほど余裕のある会社になったのか、と聞かれると、違います、が正直な答えです。が、少しは将来を見すえた採用ができるようになりました。

野球のようにファームで2,3年鍛える、ほどの余力はありません(そんな会社はIT系でどこにも無いと思います)。育成プログラムの期間は3ヶ月間です。入社後、3ヶ月間の実習期間があります。社内の一部の人はSICPを教えたいと息巻いています。希望があればSICPの講義があると思いますが、個人的には、教えるのはJavaでいいのじゃないかと思っています。この辺は採用した人を見て決めます。

ぼくは、プログラミングに特別な才能が必要だとは思っていません。神格化しておくと幸福な気分には浸れますが、そう思い込まなければいけないほど若くもないのです。かと言って、努力も無しに安易にできるとも思っていません。プログラミングにはその考え方も含めて、一種の技法があります。格好つけて言うと、メチエとでも言うべきものです。これを身につけるには、一定の訓練と意志の力が必要です。例えると、マラソンを2時間ちょっとで走るには、特別な才能や大いなる犠牲が必要だと思いますが、マラソンを完走するだけなら、特別な才能が無くても、また人生全てを賭けるほどの犠牲を払わずとも可能な気がします(おそらく)。プログラミングは後者に近いものです。特別な才能は無くてもいいですが、一定期間の訓練と意志の力は必要です。

まったくの初心者が3ヶ月間でプログラミングできるようになりますか?、と聞かれたなら、それは無理でしょう、がぼくの答えです。決まりきった定型処理を埋めるだけのプログラミングはできるようになると思いますが、そもそもそんな仕事はアリエルにはありません。なぜなら、決まりきった定型処理のコードなら、自動生成するプログラムを作るなりして、その作業自体を無くす方向で考えるからです。

世の中の一部のIT系企業は、初心者歓迎だとか、未経験者でもプログラミングできるようになります、などと宣伝しています。あれは失礼ではないかと思います。誰でもできる作業をやらせますよ、と宣言しているように聞こえるからです。

最初は誰でも初心者で未経験者ではないか、と言うかもしれません。今回、業務でのプログラミング経験は問いません。ただし、趣味でも学校でもプログラミングをまったくしたことの無い人は、上記に説明した理由により採用する可能性はありません。ひとつだけ例外があります。過去、なんらかの創作活動、絵画、音楽、小説、漫画、エッセー(ブログ)、なんでもいいですが、に熱中かつ継続していて、コンピュータやプログラミングに目が向かなかった、という人なら、未経験者でも採用するかもしれません。逆に、最も採用から縁遠い人は、過去、なんの創作活動の経験もなく、プログラミングを始めたこともないのに、プログラミングぐらいなら自分でもできるのではないかと無根拠に思い込んでいる人です。最初の一歩ぐらい自分で踏み出してください。

ここまで読んで、立派な人しか応募できないと思わせてしまったらごめんなさい。立派な人なら育成なんて必要ないのです。漠然と想像している人物像は、プログラミングの本を買って、文法や概念はなんとなく分かったので、意気込んで何か凄いモノを作ってみようと思ってみたものの、何から手をつけていいか良く分からなくなってしまった人です。

リンク先にある問題は解けなくても気にしないでください。なぜなら、ぼくも間違えたからです。

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